まっすぐな脚になる近道
歩き方を整えようと思ったことはありますか?でも出来なかったでしょう?
格好良く歩くには、どうやって歩けばいいのかまず分からない、また、どうやればいいのか分かったとしても、実際には出来なかったと思います。
みんなそうだと思いますしわたしがそうでした。
わたしは歩くことが子供のころから苦手で、すぐに疲れてしまう人で、だから遠足なんか大嫌い、でもスポーツは得意、走るのも大得意だった、だから自分の歩き方が変だとか、自分の脚が弱いんじゃないかなどと考えたこともなく、歩き方に対して若いころは無頓着でした。
でも42歳くらいのとき犬がやってきて、ペースも速くすごく良く歩く子で散歩時間が長く、終わるとわたしは直ぐに昼寝をしていたくらいぐったり疲れてしまう、それが毎日で、だから何とかしなければいけない、犬の散歩を削るのではなく、わたしがもっと歩ける人間にならないと、という思いから、わたしの歩き方の研究が始まりました。
何がどうして疲れてしまうのか、さっぱりわからなかったんですね、でも自分の体力が無いとは思っていなかったんです。それまでの観察から歩き方の問題なんだな、ということは分かっており、歩き方を数か所習いにも行きましたし、ついでに、1日限りの講習だけで、ある団体のウォーキング指導員の資格を取ったりもしました。
私はその団体の歩き方は今では反対していますが、でも勉強したことで気づきは確かにありました。
歩き方を人に教える立場になってからも、自分の歩き方への熱は冷めず、たくさん歩きながら他の人の歩き方も見ながら研究は続いていました。
でも一番の気づきがあったのは、自分の歩き方をビデオに撮って見たことでした。
ビデオに撮って見ることは、自分の欠点に直面することになるので、すごく嫌で避けたいことなのですが、そこからいろいろと気づく点が出てきて展開していきました。
無駄な動きがあることや、足首や脚が曲がっていることなど、自分の目からは見えないところを教えてくれるのが自分の姿のビデオです。
ビデオで分かったら、右に曲がっているところを左に戻すようにする、左に傾いているのは右を引っ張り上げる、、というように理屈で最初は進めていきました。
それをやっているうちに、そういうことではないんだな、ちょっと違うんだなという気づきがあり、だんだんともっとも大切なことに気が付いていきました。
体には軸があること、軸がどれだけズレているかで、それを補うために手や足が曲がって出てくるんだということ、それが癖になり繰り返され、関節がねじれ、体がゆがみ脚がどんどん曲がっていくということでした。
話が大きくなりましたが、今日お伝えしたかったことは「自分の歩いている姿をビデオに録ってしっかり直視、観察する」それが歩き方を変えることに繋がり、まっすぐな脚に近づくことにつながるということです。
この話を「まっすぐな脚になる近道」と題しましたが、本当は近道という表現はしたくありません、美脚は1日にして成らずですから、ただ自分の歩き方をビデオに録ることは「美脚へ直結している道」とは言えると思います。